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ムンプス難聴って?
ことばの発達に遅れを来す原因の一つに難聴があります。難聴とは、音が聞こえにくいことを言います。その中の一つに、”ムンプス難聴”という難聴がありますが、ご存知でしょうか?

ムンプス難聴とは、流行性耳下腺炎、俗にいう”おたふく風邪”に罹ることで発症する難聴です。この、おたふく風邪の原因となる”ムンプスウイルス”に感染し、内耳炎になることで発症します。主に、一側性の重度の感音難聴(内耳、聴神経の障害による難聴)を引き起こします。もちろん、おたふく風邪自体は10日程度で治癒しますし、後遺症もほとんど見られません。ところがまれに合併症を引き起こすことがあります。その一つがムンプス難聴です。

好発年齢は5~9歳で、発症率は全体の0.1~1%と決して高くはありませんが、発症すると高度の難聴を引き起こします。このムンプス難聴は、残念ながら治療法はなく、ほとんど回復はしないとのことです。また、ムンプス難聴は発症後、数年~数十年経ってから、回転性めまいを繰り返す「遅発性内リンパ水腫」を引き起こすこともあるので、注意が必要です。現段階での対処法は、おたふく風邪に罹らないようにするために、ワクチン接種が有効と言われています。


子どもは耳が聞こえづらくても、自分では気づけません。特にムンプス難聴は、一側性のことは多いため、見落とされがちです。「最近、呼んでも反応しないなあ・・・」「テレビの音、前より大きくなっているかも?」「聞き返すことが増えたような気がする・・・」等、周囲の大人が気付けることはたくさんあります。気になる様子が見られたら、お医者様に相談して見てはいかがでしょうか?
